きょうの長休みのことでした。
校長室で事務作業をしていると、私を呼ぶ声がしました。
声の聞こえた方を見ると、そこには一人の女の子の顔がありました。
「校長先生、一輪車に乗れるようになったよ」ととても誇らしげな声。
これまでずっと一輪車に乗れるように練習していたことを知っていたので、彼女のうれしさが充分に伝わってきました。
私が近づくと、スイスイと一輪車に乗り、ぐるりと一回りする姿を見せてくれました。
そして、「次はバックに挑戦してるよ」という声を残して、ののっ子広場の方へ走っていきました。
新しく何かができるようになるというのは、技だけではなく子どもの心も大きく成長させてくれます。
こうした子どもの成長の瞬間に出会えるのも、教師としての幸せの一つです。